
今日は久しぶりの秋らしい快晴となっています。風も心地よいです。山手歌仙会も、自然の素晴らしさを満喫していきたいと思います。
【初折り表六句】
No1,発句(秋) 紐解けば古書のしおりに柿落葉 九分九厘
No2,脇(秋・月)月下の書斎時戻しつつ 葉有露
No3,第三 (秋) 窓ぎわに鈴虫の音をふと聞きて 龍峰
No4,四句目(雑) もの思ひ忘れてねむるころ 九分九厘
No5,五句目(夏)蚊帳の中仰ぎ見るは新宇宙 葉有露
No6,折端 (夏) 子燕醒したり夢うつつ 龍峰
【初折り裏十二句】
No7,折立(雑) 生かされて生きて白紙の黙示録 九分九厘
No8,二句目(雑) 啓示いつ預言者だれ 葉有露
No9,三句目 (雑) 新大陸に手を挙ぐる漢現わる 龍峰
No10,四句目(雑) 弾薬尽き山河荒れしまま 九分九厘
No11,五句目(雑・恋)虞美人は習氏なだめて平和賞 葉有露
No12,六句目 (雑·恋) アグネスチャンは恋の占い師 龍峰
アグネスチャンの「ひなげしの花」の歌詞より。
No13,七句目(冬・月)冬の月タロットカードは悪魔なり 九分九厘
No14,八句目(冬) 筮竹の響く冬の夜そぞろ 葉有露
No15,九句目 (雑) 明求め扉叩けくウィーンの片隅 龍峰
おのが先々、運命と言えばやはりあの人か
No16,十句目(雑)フロイデは楽園の乙女に 九分九厘
シラーの詩より
No17,十一句目(春の花)木瓜の花愛嬌えくぼに足を止め 葉有露
No18,折端 (春) ツクシの土手に突っ込む若葉マーク 龍峰
【名残の表十二句】膝送りが変ります。
No19、折立(春) 天仰ぎ欠伸してゐる葱坊主 九分九厘
No20,二句目 (雑) 風雲の世をくぐりし古刹 龍峰
No21,三句目(雑)修善寺の源しのび宿求む 葉有露
今週、機会があり伊豆半島西海岸に行ってきました。三島―修善寺ー
土肥―戸田―伊豆長岡のルートで、孫の車で楽しみました。老いの名残です。
No22,四句目(雑) 漱石大患「則天去私」 九分九厘
No23,五句目 (夏·恋) 腕組んでテームズ河畔夏の霧 龍峰
No24,六句目(夏・恋)数寄屋橋永遠の美女みまかりぬ 葉有露
No25,七句目(雑) 長き世の夢を夢ぞと知る君や 九分九厘
明恵の和歌を拝借。続く七七は「さめて迷へる人を助けむ」となります。
No26,八句目 (雑) 目覚めて聞かずや我が調べを 龍峰
作曲 フォスター 訳詞 津川圭一 「夢路より」 歌詞の一部を頂く
No27,九句目(雑)渡世人現世と来世股に掛け 葉有露
No28,十句目(雑)死んでしまえば仏様だよ 九分九厘
清水次郎長の言
No29,十一句目 (秋·月) 月煌々稜線黒き真夜の富士 龍峰
No30.折立〈秋〉 半袖姿異人の秋は 葉有露
新幹線の中、観光地は外人旅行者で溢れていました。円高に振れると様相は反転方向でしょう。
【名残の裏六句】
No31,折立(秋) 高天肥馬お札舞ひ散るインバウンド 九分九厘
No32,二句目 (雑) 円安光あれば陰あり 龍峰
No33,三句目 葉有露
No34,四句目 九分九厘
No35,花の定座 龍峰
No36,挙句 葉有露
以上





